アサーション(21)セルフコミュニケーション
今日も暑くていやだなあ。とつぶやく自分に、じゃあ、どうだったらいいの?と問いかけてみるとする。答えはいくつかあると思います。
・涼しくて過ごしやすい日になってほしい。
・7月や8月なら暑くても仕方ないけど、まだ梅雨の中だし、真夏じゃないんだから、もう少し温度が低くていいんじゃない。
・いや、暑い暑いって口にすると少し気持ちが収まる。ってそれだけ。
なんにしても、天気を変えるのは非常に難しいので、残念ながらこれは自分では変えられない事柄。(検索:ニーバーの祈り)
でも、問いかけを変えると状況は変わっていきます。
今日も暑くなるみたいだけど、なるべく涼しく過ごすためにはどうしたらいいだろうか?どこへ行くとよいか?どんな服を着たらよいか?他にどんな方法があるか?
不満の中に自分が実現したい状況を見つけて、その方法を考えて行動していけば状況を変えていくことにつながります。(心が弱っている時は、あまり行動的になることを考えない方がよいかもしれないと、経験上思ったりもします・・・)
目の前に面倒な出来事があったり、面倒な人がいたりする時。いやだなあ、の向こう側の理想の状態を思いうかべて、その出来事やその人との関係をどうしたいのか、どうなりたいのか、を問いかけてみると、不満だけだったのものから、具体的な行動が少しずつ見えてきたりします。
相手とのコミュニケーションの前に、まずは自分自身とのコミュニケーションの取り方を、自分の望む形に近づくように修正し、習慣化していくこと。アサーションの裏側には、そんなセルフコミュニケ-ションの習慣が隠れているようにも思います。
ということで、今日も暑くなりそうです・・・
最後まで読んでいただきありがとうございました。
NPO法人ぐんまアサーションラボ(ぐんまあさらぼ)高橋祐紀